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パーム油関連ニュース vol.4(2018.4.1~4.30)

■オリンピックとパーム油調達
2018/4/13
【産経スポーツ】東京五輪のパーム油と紙は人権、環境念頭に物資調達 組織委が基準案
→2020東京大会に向けて、選手村の食事などに含まれるパーム油や、ポスターに使用される紙の調達基準案が策定されました。6月には最終決定する予定です。


■パーム油調達における企業、諸外国の動向
2018/4/4
【産経Biz】市場は「ラニーニャ」先取り 大豆生産減少、食用油など価格上昇(ブルームバーグ)
→暑く乾燥した気候が続くラニーニャ現象の影響から、アルゼンチンや中南米諸国が干ばつに見舞われ、大豆生産量は710万トン減少する見通し、パーム油への需要と共に価格が上昇することが予測されています。

2018/4/13
【CNET Japan】新報告書「サリム・レポート」発表 日本のメガバンク3行、近年最大級の熱帯林違法皆伐とのつながりが判明
→開発が規制された1万hr以上に及ぶ土地で、違法にアブラヤシ農園を開発していたグループ企業に、日本の銀行が融資や投資をしていたことが言及されています。

2018/4/23
【BBCNEWS】Iceland criticised over palm oil removal from products(英アイスランド社、パーム油不使用への方針を批判される)(Google翻訳)
→アブラヤシ産業の多く(マレーシアでは65万人以上)が小規模農家の生計を支えていることや、他の植物油の栽培には更なる耕作面積が必要となることから、アイスランドフーズ社が発表した「使わない」という選択肢には批判の声もあります。

2018/4/24
【ロイター通信】Palm buyers urged to work on sustainability, not ban vegetable oil(パーム油の購買を止めるのではなく、持続可能な生産に取り組むべきだと促される)(Google翻訳)
→国際な林業研究センター(CIFOR)のロバート・ナシ(Robert Nasi)局長は、RSPOのような持続可能なスキームの上で取り組みを続けながら、その基準を強化することのほうが、パーム油の使用をやめてしまうことよりも良いと述べています。

2018/4/25
【日経】英スーパー、パーム油製品を追放 環境に配慮 反論の声も (インドネシア・コンパス紙)
→英国の大手スーパーアイスランド・フーズ社は、2018年末までに、自社ブランドの製品の原材料としてパーム油を使うのを止める方針を発表しました。


■森林破壊
2018/4/6
【ロイター通信】Indonesia peatland swap plan questioned over deforestation risk(インドネシアにおける泥炭地の土地交換計画、森林破壊のリスクへの懸念)(Google翻訳)
→企業が劣化させた泥炭地を回復させた後、その泥炭地と新たな土地(荒廃地)とを交換する計画があります。環境団体からは交換予定地に関する情報公開がなされていないことから、この計画が更なる森林破壊につながるのではないかと懸念されています。

■泥炭火災
2018/4/17
【インドネシア現地ニュース】アジア大会におけるスモッグの予告、TNIオープンタスクフォース(インドネシア語)(Google翻訳)
→2018年8月から開催されるアジア競技大会。開催地となるジャカルタやパレンバンでも、森林火災によるヘイズ(煙害)の被害が予見されることから、インドネシア国軍による特別任務部隊が編成されています。

2018/4/24
【ロイター通信】Asian Games to boost Indonesia's war on forest fires : official(インドネシア、アジア競技大会開催により森林火災対策が求められる)(Google翻訳)
→160億ドルの損害に加え、50万以上もの人々に呼吸器疾患をもたらした2015年の泥炭火災(森林火災)。アジア競技大会の開催に向けて、リスクが最小限におさえられるよう、主催国インドネシアへのプレッシャーが高まっています。

2018/4/26
【The Jakarta Post】More land, forests burned down in Jambi(スマトラ島ジャンビ州にて更なる泥炭地と森林の全焼)(Google翻訳)
→4月現在で、288.5haの泥炭地と森林の消火に当たるも、1月は122ha、2月は83.5haもの土地と森林が全焼。プランテーションを開くため、ガソリンなどで故意的に火を入れた跡も見つかっています。

■人間と野生動物に関するニュース
2018/4/3
【NEW STRAITS TIMES】Indonesians nabbed over sun bear slaughter: Police(マレーグマを殺害したインドネシア人、逮捕される)(Google翻訳)
→IUCNのレッドリストで危急種に指定されているマレーグマを4頭殺害、調理している様子を動画で配信したインドネシア人グループが逮捕されました。アブラヤシ農園拡大による森林減少は、人と野生動物との衝突を招いています。


■バイオマス発電、バイオ燃料としてのパーム油
2018/4/17
【日経】真相深層 バイオマス発電 黄信号 燃料調達難で大半稼働できない恐れ パーム油使用、乱開発助長も
→「国内資源の有効活用」に「環境負荷への軽減」と期待が大きかったバイオマス発電。燃料の量だけでなく、その質に対しても国内外から懸念の声があがっています。