パーム油関連ニュース vol.3(2018.3.1~3.31)
■オリンピックとパーム油調達
2018/3/19
【NNA ASIA】東京五輪で調達品どう選ぶ、パーム油と紙の基準案
→パブリックコメントが開始、3月30日までの募集となっています。環境団体らからは実効性への懸念が示されています。
2018/3/21
【毎日】パーム油、五輪で調達基準 「生態系保全」「住民の権利」盛る
→歴史あるオリンピック・パラリンピック大会で、持続可能性に配慮した調達が求められるようになった時代背景と、レガシー(遺産)として社会全体への浸透を目指す東京大会。
2018/3/21
【毎日】パーム油、五輪で調達基準 グリーン購入ネットワーク事務局長・深津学治さん
→東京五輪のパーム油・紙の調達基準策定が、消費者の問題への認知や行動変異、また企業が取組を始めるきっかけともなることが期待されています。
2018/3/23
【オルタナ】東京五輪、パーム油調達基準が抱えるリスクと課題
→大会組織委員会が発表したパーム油の調達基準案に対する懸念点とは。
■パーム油調達における企業、諸外国の動向
2018/3/2
【The Star】India raises import tax on palm oil to 44%, highest in a decade(インド、パーム油の輸入税を44%に引き上げ、過去10年で最高水準に)(Google翻訳)
→パーム油の国内消費量では世界一となるインドが、それぞれパーム原油と、精製されたパーム油の輸入税を元より14%引き上げています。
2018/3/17
【ロイター通信】Guatemala arrests owner, executives of palm oil firm for bribery, fraud(グアテマラのパーム油企業、詐欺罪にて逮捕)(Google翻訳)
→ネスレ社とカーギル社のサプライヤーであるグアテマラ最大のパーム油生産会社の経営者が逮捕。両社は購買を中止しています。
2018/3/19
【VOANEWS】Greenpeace Says Brands Refusing to Reveal Palm Oil Sources(NGOによる指摘、メーカーがパーム油の調達元を公表しない)(Google翻訳)
→グリーンピースが大手ブランド16社に情報開示を求めたところ、半数しか開示に至らなかったと発表しています。
2018/3/19
【健康情報ニュース】創健社、マーガリン2商品から「RSPO認証パーム油」に切り替え
→日本の食品企業がRSPOの認証ラベルを付けて商品を販売するのは日本初です。
2018/3/29
【日経】原材料調達で環境・人権配慮 花王や全日空 ESG投資意識
→ESG投資への意識もあり、原材料調達での取り組みが、食品や日用品メーカーにも広がっています。
■森林破壊
2018/3/19
【Mongabay】Indonesia launches bid to restore national park that’s home to tigers, elephants(インドネシア、トラやゾウのすむ国立公園の森の再生に臨む)(Google翻訳)
→国立公園でありながらも、約75%がアブラヤシ農園に変わってしまった土地を再生するため、違法に侵入した人々を移住させるプログラムを導入しています。
2018/3/27
【Mongabay】Company outed for fires in Indonesian palm lease still clearing forests in timber concession, NGO finds(NGOによる指摘、インドネシアパプワ州にて、森林火災への責任を問われた企業が、なおも原生林を伐採)(Google翻訳)
→パプワ州の森林減少の責任を問われたコリンド社。アブラヤシ農園開発のための森林伐採の一時停止を公表しましたが、2018年1月までの衛星画像からは、コリンド社の農園に隣接した原生林で伐採が行われていたことが指摘されています。
■泥炭火災
2018/3/19
【インドネシア現地ニュース】アブラヤシ農園での火災、Selimuti Madina地区(インドネシア語)(Google翻訳)
→泥炭地とアブラヤシ農園が4日間燃え続けました。雨の少ない乾季には、雨が降るまで消火が見込めないため、こうした火災が頻発します。
2018/3/21
【インドネシア現地ニュース】スマトラ島リアウ州の森林火災に対処するべくヘリコプターの出動(インドネシア語)(Google翻訳)
→2月19日に「緊急警報」が発令された後、インドネシア中央政府より森林と泥炭火災の消火に対応すべくヘリコプターが提供されましたが、現在1,000ヘクタールの森林と土地が燃えています。
■人間と野生動物に関するニュース
2018/3/15
【Mongabay】Indonesia races to catch tiger alive as villagers threaten to ‘kill the beast’(「獣は殺す」と脅す村人と、トラの捕獲を競うインドネシア)(Google翻訳)
→アブラヤシ農園に出没したトラに襲われ、村人2名が命を落としています。怒った村人たちにトラが殺されてしまう前に捕獲し、安全な地域での野生復帰を狙うべく特別チームが組織されています。
2018/3/19
【読売】いき・もの・事典 オランウータン 熱帯林消失進み絶滅危機
→パーム油を生産するためのアブラヤシ農園の開発の影響もあり、熱帯林が急速に消失していることから、その個体数は、過去100年間で約8割減ったとされています。 ※読売新聞社の許可をいただき記事を転載しています
2018/3/21
【EXPRESS】Baby orangutan pleads for help as it becomes another victim of palm oil forest clearance(パーム油生産のための森林消失で犠牲になった赤ちゃんオランウータンの救助)(Google翻訳)
→母親が殺され檻に入れられていたオランウータンですが、呼吸器官への障害や、皮膚にも病気があることから、野生復帰に向けてリハビリセンターに運ばれました。
2018/3/24
【AFP通信】動画:ペットとして飼われていたオランウータン救出 インドネシア
→5年間、小さな木箱の中で飼われていたオランウータンに関するニュースです。農民からは害獣と見なされたり、密猟者にはペットとして捕獲されたりする事例が後を絶ちません。
2018/3/19
【NNA ASIA】東京五輪で調達品どう選ぶ、パーム油と紙の基準案
→パブリックコメントが開始、3月30日までの募集となっています。環境団体らからは実効性への懸念が示されています。
2018/3/21
【毎日】パーム油、五輪で調達基準 「生態系保全」「住民の権利」盛る
→歴史あるオリンピック・パラリンピック大会で、持続可能性に配慮した調達が求められるようになった時代背景と、レガシー(遺産)として社会全体への浸透を目指す東京大会。
2018/3/21
【毎日】パーム油、五輪で調達基準 グリーン購入ネットワーク事務局長・深津学治さん
→東京五輪のパーム油・紙の調達基準策定が、消費者の問題への認知や行動変異、また企業が取組を始めるきっかけともなることが期待されています。
2018/3/23
【オルタナ】東京五輪、パーム油調達基準が抱えるリスクと課題
→大会組織委員会が発表したパーム油の調達基準案に対する懸念点とは。
■パーム油調達における企業、諸外国の動向
2018/3/2
【The Star】India raises import tax on palm oil to 44%, highest in a decade(インド、パーム油の輸入税を44%に引き上げ、過去10年で最高水準に)(Google翻訳)
→パーム油の国内消費量では世界一となるインドが、それぞれパーム原油と、精製されたパーム油の輸入税を元より14%引き上げています。
2018/3/17
【ロイター通信】Guatemala arrests owner, executives of palm oil firm for bribery, fraud(グアテマラのパーム油企業、詐欺罪にて逮捕)(Google翻訳)
→ネスレ社とカーギル社のサプライヤーであるグアテマラ最大のパーム油生産会社の経営者が逮捕。両社は購買を中止しています。
2018/3/19
【VOANEWS】Greenpeace Says Brands Refusing to Reveal Palm Oil Sources(NGOによる指摘、メーカーがパーム油の調達元を公表しない)(Google翻訳)
→グリーンピースが大手ブランド16社に情報開示を求めたところ、半数しか開示に至らなかったと発表しています。
2018/3/19
【健康情報ニュース】創健社、マーガリン2商品から「RSPO認証パーム油」に切り替え
→日本の食品企業がRSPOの認証ラベルを付けて商品を販売するのは日本初です。
2018/3/29
【日経】原材料調達で環境・人権配慮 花王や全日空 ESG投資意識
→ESG投資への意識もあり、原材料調達での取り組みが、食品や日用品メーカーにも広がっています。
■森林破壊
2018/3/19
【Mongabay】Indonesia launches bid to restore national park that’s home to tigers, elephants(インドネシア、トラやゾウのすむ国立公園の森の再生に臨む)(Google翻訳)
→国立公園でありながらも、約75%がアブラヤシ農園に変わってしまった土地を再生するため、違法に侵入した人々を移住させるプログラムを導入しています。
2018/3/27
【Mongabay】Company outed for fires in Indonesian palm lease still clearing forests in timber concession, NGO finds(NGOによる指摘、インドネシアパプワ州にて、森林火災への責任を問われた企業が、なおも原生林を伐採)(Google翻訳)
→パプワ州の森林減少の責任を問われたコリンド社。アブラヤシ農園開発のための森林伐採の一時停止を公表しましたが、2018年1月までの衛星画像からは、コリンド社の農園に隣接した原生林で伐採が行われていたことが指摘されています。
■泥炭火災
2018/3/19
【インドネシア現地ニュース】アブラヤシ農園での火災、Selimuti Madina地区(インドネシア語)(Google翻訳)
→泥炭地とアブラヤシ農園が4日間燃え続けました。雨の少ない乾季には、雨が降るまで消火が見込めないため、こうした火災が頻発します。
2018/3/21
【インドネシア現地ニュース】スマトラ島リアウ州の森林火災に対処するべくヘリコプターの出動(インドネシア語)(Google翻訳)
→2月19日に「緊急警報」が発令された後、インドネシア中央政府より森林と泥炭火災の消火に対応すべくヘリコプターが提供されましたが、現在1,000ヘクタールの森林と土地が燃えています。
■人間と野生動物に関するニュース
2018/3/15
【Mongabay】Indonesia races to catch tiger alive as villagers threaten to ‘kill the beast’(「獣は殺す」と脅す村人と、トラの捕獲を競うインドネシア)(Google翻訳)
→アブラヤシ農園に出没したトラに襲われ、村人2名が命を落としています。怒った村人たちにトラが殺されてしまう前に捕獲し、安全な地域での野生復帰を狙うべく特別チームが組織されています。
2018/3/19
【読売】いき・もの・事典 オランウータン 熱帯林消失進み絶滅危機
→パーム油を生産するためのアブラヤシ農園の開発の影響もあり、熱帯林が急速に消失していることから、その個体数は、過去100年間で約8割減ったとされています。 ※読売新聞社の許可をいただき記事を転載しています
2018/3/21
【EXPRESS】Baby orangutan pleads for help as it becomes another victim of palm oil forest clearance(パーム油生産のための森林消失で犠牲になった赤ちゃんオランウータンの救助)(Google翻訳)
→母親が殺され檻に入れられていたオランウータンですが、呼吸器官への障害や、皮膚にも病気があることから、野生復帰に向けてリハビリセンターに運ばれました。
2018/3/24
【AFP通信】動画:ペットとして飼われていたオランウータン救出 インドネシア
→5年間、小さな木箱の中で飼われていたオランウータンに関するニュースです。農民からは害獣と見なされたり、密猟者にはペットとして捕獲されたりする事例が後を絶ちません。
リンク集
- RSPO: http://www.rspo.org/
- PalmTrace: https://palmtrace.rspo.org/web/rspo/become-member
- WWFジャパン RSPOについて: http://www.wwf.or.jp/activities/resource/cat1305/rsportrs/
- グリーン購入ネットワーク(GPN)「環境・社会面に配慮したパーム油使用製品紹介サイト」: http://www.gpn.jp/project/palm/
- コントロール・ユニオン・ジャパン(認証機関): http://www.controlunion.jp/certification/palm_oil/rspo.html